ジャストシステムは2月22日、「家電の購買行動に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2017年2月17日~20日、有効回答は20代と50代の個人438人。

テレビの新機能への期待感、30年で10ポイント減

50代の男性に、20代だった頃にテレビの新商品が発表されたときの新機能への期待感を聞くと、47.7%が「期待することが多かった」と回答。他方、今の20代男性では「期待することが多い」は36.4%にとどまり、30年前と比べて10ポイント以上減少した。

テレビの購入を決める際、製造国情報を「かなり重視する」と回答した20代は23.3%、50代は31.8%。家電を比較する際の情報源は、今の20代も30年前の20代も「店頭」が1位だった。

30年前のテレビ購入時の新機能への期待感

冷蔵庫選びでは価格・機能を重視

現在50代の人が20代だった頃、冷蔵庫を新規購入する際に最重視したポイントは、1位「価格の安さ」(39.8%)、2位「機能の豊富さ」(26.5%)となった。一方、今の20代では1位「機能の豊富さ」(39.6%)、2位「価格の安さ」(30.2%)だった。

「冷蔵庫」を新たに購入する際、「複数の店舗(またはWebサイト)で念入りに比較」すると答えた50代の割合は48.8%。このほか、「洗濯機」が44.1%、「テレビ」が46.0%となり、全ての家電で「一店舗で複数商品を比較する」を上回った。

反対に50代の人が20代だった頃、「一店舗で複数商品を比較」していた割合は、「冷蔵庫」が42.2%、「洗濯機」が40.8%、「テレビ」が43.1%で、「複数の店舗で念入りに比較」をいずれの家電でも上回った。