長らくWeb制作を支えてきたAdobe Dreamweaver。現在ではDreamweaver CC 2017までバージョンを重ねており、WEBサイト構造で重要性が増すCSSに変数や制御構文などの機能を与えるCSSプリプロセッサへの対応やDOM(Document Object Model)パネルの強化とHTMLやCSSの統合制作環境としての進化を見せている。BracketsはこのDreamweaverにも組み込まれており、HTML/CSS/JavaScriptのコード補完や保存せずにプレビュー可能なライブプレビューなどWeb制作に便利な機能を数多く搭載、オープンソースな無償のテキストエディターとして公開されている。

Dreamweaver CC 2017起動画面

Brackets最新版となるv1.8起動画面

22日、Brackets公式サイトではユーザーの属性アンケート結果をブログで紹介した。2017年初頭からの短い期間のWebアンケート方式ながら2,500人を超えるユーザーからの回答がある。国別の属性では米国、インド、ロシアに続き日本が4位でわずかならドイツを上回っている。年齢は、20歳未満が約600人ともっとも多く、64%が30歳未満と若いユーザーが多く、フリーランスなど組織に属さないユーザーが6割を占める。役割では、Full Stack Web Developerが33%、Front-end Web Developerが24%、Webデザイナーが15%となる。

もっともよく使っているJavaScriptフレームワークは、jQueryが1,300人ともっとも多く、あとはAngular、React、Angurar2、Vue、Ember、Backboneと続いている。ほかにも管理ツールやライブラリ、デザインツールの使用状況も掲載してある。Web制作の世界でのアーリーアダプターたちの動向として参考になるのではないだろうか。