Q.異業種交流会に参加してみたいですか?

ビジネスにつながる人脈作り、プライベートな交流など、さまざまな目的を持つ人々が集まる異業種交流会。あなたは参加したことがあるだろうか。「関心はあるけど、どんなものなのかよく分からない」という人もきっと多いのでは? そこで今回は、マイナビニュース会員のうち男女305名を対象に「異業種交流会」に関する調査を行った。

Q.異業種交流会に参加してみたいですか?

はい 43.9%
いいえ 56.1%

Q.それはどうしてですか?

異業種交流会に参加してみたい

■他の業界に関心がある
・「さまざまな業界の状況を知りたい」(60歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「会社の仕事の事や給与、ワークライフバランスの事などを聞きたい」(46歳男性/日用品・雑貨/営業関連)
・「他の業種に興味があるため」(46歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■いろいろな知識を吸収できる
・「いろいろな人と交流して、違った知識を得たいから」(65歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「新たな出会いや知識の発見があるから」(38歳男性/クレジット・信販/営業関連)
・「知らないことがいろいろと学べそうなので」(25歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)

■人脈が広がる
・「勉強になるし、知り合いが増えるから」(24歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「いろいろな人と交流することは人脈が広がっていいと思います」(57歳男性/専門商社/営業関連)
・「いろいろなつながりができそうだから」(33歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)

■刺激がうけられる
・「多様な価値観に触れ、刺激をうけたいため」(42歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「違う職種でもなにか刺激を受けたり、自分を成長させたりすることがありそうなので」(46歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「新たな刺激や発見は必ずあり、そこからまたアイデアが生まれたり活性化したりように感じる」(43歳男性/専門店/販売・サービス関連)

■視野を広げたい
・「視野・考え方が広がるし、商売チャンスにもなる」(46歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「同一業種だと視野が狭い」(52歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「狭い世界で仕事しているので、いろいろな世界を知りたい」(38歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)

異業種交流会に参加したくない

■交流が苦手
・「コミュニケーションが苦手だから」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「何もしゃべれないで終わりそうだから」(51歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「異業種とかではなく交流会というものが苦手だから」(37歳男性/インターネット関連/IT関連技術職)

■よく分からないから
・「異業種交流会がどんな感じなのか想像できない」(39歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「イメージが湧かない」(51歳男性/信託銀行/事務・企画・経営関連)
・「どんなものだか分からないものには手を出したくない性分なので」(43歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■面倒くさい、興味がない
・「もう少し若ければ考えないでもないが、60歳を過ぎており面倒くさい」(63歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
・「外出するのが、おっくうだから」(53歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「あまり興味がわかないので」(58歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)

■メリットがなさそうだから
・「5年くらい前にでたことはありますが、あまり収穫なかったから」(30歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「これまでの経験であまり実りがなかったので」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「話があわなく、うわべの会話や相づちになりそうだから」(52歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)

■その他
・「たいした仕事をしていないので、話すことがなく恥ずかしいです」(33歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「交流の趣旨には同意するが、堅苦しそうだから」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「自分の業界をもっと詳しく知ったほうがいいから」(53歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「興味はあるが、年齢的にもこれから転職する気も可能性も低いので、交流という場に参加してまで深めたいとは思わない」(48歳女性/百貨店/販売・サービス関連)

■総評
異業種交流会に参加してみたいですか?という質問に対し、「参加したくない」と答えた人が半数を超える結果に。交流を苦手とする人が多く、「会話があまり得意ではない」「人見知りするし話題がない」「きっかけづくりが苦手」といった声が寄せられた。交流会では初対面の人と話す機会が多いため、人見知りにとってはつらいものがあるのかもしれない。

「どんなところか分からないから」という理由も多かった。人は自分が経験したことのないものに対し多かれ少なかれ不安を抱くもの。「なんとなくうさんくさそう」「保険などに勧誘されそう」といったネガティブなイメージゆえに不安に感じている人もいるようだ。

「参加したくない」派からはこの他にも、「合コンっぽい」「勘違いした人がたくさんいる」「意識高そうと思われそう」「堅苦しそう」といった意見が寄せられた。

片や「参加したい」と答えた43.9%の人たちからは、「人脈が広がる」「色んな知識が身につく」といった交流会のメリットが挙げられた。「転職のきっかけになるかも……」といったコメントも散見されたが、さまざまな業種の話が聞けるため転職する際の参考になりそうだ。

さらに「視野が広がる」という意見も寄せられた。普段出会えない人たちとの交流から刺激をうけ、視野が大きく広がり、今まで気づけなかったビジネスチャンスが見えてくるかもしれない。実際に参加したことがある人からは、「新たな発見や意外な人脈等があり、自分のためになる」といった感想が寄せられた。

異業種交流会に対するイメージがよく分かった今回のアンケート。新しい年を迎え、新たな人脈を築いていこうと考えている人もいると思うが、ひとくちに「交流会」といっても趣旨や雰囲気はさまざま。貴重な時間とお金を無駄にしないためにも、自分の目的・趣旨に合った交流会を慎重に選ぶ必要があるかもしれない。

調査時期: 2016年11月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女305名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません