米IBMと米ServiceNowは2月14日(現地時間)、グローバルな戦略パートナーシップを発表した。

今回発表したパートナーシップにおいて、IBMはコグニティブ・コンピューティングに関する投資と知的資本に加え、グローバルなサービス統合とデリバリー・リソースを利用する。

ServiceNowは、クラウド・ベースのソフトウェアを提供し、IT・人事・顧客サービス・セキュリティにわたる業務を自動化するという。同社のアナリティクスとベンチマークにより、サービスの需要、サービス・レベルのコンプライアンス、その他の主要なパフォーマンス指標に対し、即時に利用可能な洞察を提供し、企業の効率性を向上させるとしている。

また、両社のユーザー企業はServiceNowのプラットフォームを利用し、多様な部門と多様な垂直市場において、プロセスを自動化するビジネス・アプリケーションを構築することも可能だという。

なお、ServiceNowはコグニティブ・ソリューション、Bluemix Infrastructure、IBM Cloud Orchestratorなど、IBMのグローバル・テクノロジー・サービスと統合する。

さらに、ユーザー企業はIBMが持つ専門分野の知識と能力を利用し、企業全体にわたる活動のシステムを設計できるという。このシステムにより、多様な部門が共通のプラットフォームを活用し、割り当てや優先順位付け、コラボレーション、問題の根本原因の追跡を行えるとともに、生産性を向上させるリアルタイムの洞察を得られるようになるとしている。

そのほか、IBMのプログラム的なアプローチを利用して、各部門のサービス・クラウドを最適化するためのソリューションをマージ・移行・展開できるほか、IBMの経験を取り入れて、複雑な環境でのサービスの統合方法を定義およびガイドできるという。