エア・カナダは現地時間の2月9日、トロント、モントリオール、バンクーバーの3都市の会場にて、装い新たとなった機体デザインとユニフォームを初披露した。

新デザイン発表

エア・カナダのメインラインとリージョナル路線をあわせて計300機に施される新塗装は、黒と白を基調としており、象徴的な赤いメープル(楓)の葉を丸く囲んだ"ロンデル"と呼ばれるシンボルマークが、24年ぶりに垂直尾翼に復活した。

ウィンククリエイティブが設計を手がけた新デザインは、カナダの広大な自然が彩る四季折々の風景、そこに息づく野生動物や伝統文化をイメージ。また、新塗装を施した国際線の客室インテリアには、チャコールグレーの色合いとナチュラルなトーン、赤のアクセントが施されている。披露イベント終了の間もなく、最初の3機の運航が開始された。

黒と白を基調としたシックなデザイン

カナダのデザイナー、クリストファー・ベイツ氏が手掛けた制服は、エレガントなチャコールグレーと黒を基調に、差し色として赤をあしらったデザイン。パイロットや客室乗務員をはじめ、空港スタッフなど制服を身につける全スタッフ・従業員3万人のうち、約3分の2のスタッフは2017年後半から新しいユニフォームを着用することになる。

2017年後半から新しいユニフォームへ

エア・カナダ旅客部門担当社長のベンジャミン・スミス氏は、「機体デザインの刷新は、エア・カナダ創立80年の歴史の中で最も重要な変革期を意味します。カナダ建国150周年という節目にあわせて発表された新しい塗装とユニフォーム、受賞歴に裏打ちされたボーイング787のプロダクト水準、機内サービスの強化をはじめとするエア・カナダの未来像は、カナダの力強さと常に一歩先を行く当社の姿勢を象徴するものです。カナダを代表するフラッグキャリアとして、世界6大陸200以上の目的地でカナダの秀逸性を発信できることを光栄に思います」とコメントしている。