Coltテクノロジーサービスは2月10日、同社のオンデマンド・プラットフォームがMicrosoft Azureに接続したと発表した。同プラットフォームが利用可能となる最初のクラウドサービスはMicrosoft Azureとなり、MicrosoftのExpressRouteプライベートネットワーク・サービスを通じて利用できるようになるという。

ColtのDCAオンデマンド・サービスは「Colt IQ Network」(SDN、NFV、クラウドサービス向けに最適化された、オフィスビルやデータセンターを結ぶ100Gpbs対応ネットワーク)からAzureへのリアルタイムでの接続をサポートし、新規回線サービスの開通に数日あるいは数週間を要していた従来のデリバリープロセスを回避するとしている。

また、ユーザーはポータルサイトで帯域を自由に増減速できるため、クラウド接続で追加帯域の需要が発生した場合も自在に対応できる。オンデマンドでの柔軟な対応に加え、ユーザーは従来の固定料金プランのほか、時間単位の従量制料金プランを選択することも可能。

さらに、即時サービスデリバリー、プライベートLANやWAN(Wide Area Network)と同様の信頼性、パフォーマンス、セキュリティでクラウドにアクセスすることができるという。

オンデマンド・サービスはロンドン、ダブリン、アムステルダムでスタートし、その後に東京、フランクフルト、パリにおいてMicrosoft ExpressRouteを通じて、利用開始を予定している。

今後、ColtはDCAオンデマンド・サービスを他の主要クラウドサービス・プロバイダーでも展開し、複数のクラウドプラットフォームで均一の体験を可能にしていく考えだ。