バイエル薬品はこのほど、「結婚を視野に入れた女性の妊活・妊娠に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2016年12月16日~20日、現在婚活中、または結婚1年以内の25~39歳の女性600名を対象にインターネットで実施したもの。

妊娠について本格的に意識するようになった年齢

妊娠について本格的に意識するようになった年齢を尋ねたところ、「25~29歳」(37.7%)が最も多く、「20~24歳」(21.0%)、「30~34歳」(19.8%)が続いた。きっかけについて聞くと、50.6%が「友人に子どもが生まれて」、16.2%が「兄弟、姉妹に子どもが生まれて」と答えた。

現在婚活中300名に、現在子どもが欲しいか質問したところ、89.6%が「そう思う」と回答した。婚活をする理由について聞くと、43.0%が「子どもがほしいから」と回答している。年齢が上がるにつれ、「結婚したいから」という理由は少なくなり、「子どもがほしいから」という理由が多くなる傾向が見られた。

婚活をする理由。「結婚をしたいから」は年齢が上がるにつれ減少している

結婚して1年以内の女性300名に、結婚準備の段階で、パートナーと"将来子どもがほしいかどうか"について話し合いをしたか尋ねたところ、82.0%が話し合った経験があると回答した。「子どもの人数、授かりたいタイミングまできちんと話し合った」は28.7%で、具体的な人数やタイミングまで話し合うことは低いことがわかった。

結婚準備の段階で、パートナーと"将来子どもがほしいかどうか"について話し合いしましたか?

結婚準備の段階で、子づくりのことを考える余裕はあったか尋ねると、54.7%が「なかった」と回答した。結婚準備の段階で、子づくりについて計画的に考えるべきだったと思うか聞くと、70.0%が「そう思う」と回答した。

結婚準備の段階で、子づくりについて計画的に考えるべきだったと思いますか?

婚活中の女性と結婚して1年以内の女性両方に、「妊活」についてどの程度知っているか尋ねたところ、60.3%が「知っているが、何もしたことがない」と回答した。

「妊活」についてどの程度知っていますか?

妊活について知っていて、なおかつ取り組んだ経験がある(もしくは現在も取り組んでいる)という現在婚活中の女性45名に、具体的にどのようなことをしているか聞くと、51.1%が「基礎体温の管理」、46.7%が「食生活や運動など、生活習慣に気を配っている」、37.8%が「葉酸やビタミンを含むサプリメントを積極的に摂取」と答えた。

最後に、全国の現在婚活中の女性、結婚して1年以内の25~39歳の女性のうち「妊活」について理解のある510名に対して、妊活をしていれば子づくりを始めてすぐ妊娠できると思うか尋ねた。その結果、55.9%が「そう思わない」と回答。妊娠から逆算して想定する"妊活期間"は、50.4%が「半年以上かかる」と答えている。