日本人材機構は2月9日、「首都圏管理職の就業意識調査」の結果を発表した。調査は2016年11月30日~12月11日、一都三県在住、及び東京都に勤務する35~65歳の正社員管理職1,641名を対象に、インターネットで行われた。

「キャリアをやり直せるとしたら、現在の勤務先から転職を選択するか」

「キャリアをやり直せるとしたら、現在の勤務先から転職を選択するか」と質問したところ、半数以上となる56%が「選択する」と回答した。

「職場がキャリアの棚卸の場を設けているか。また、それは自身にとって有効か」

次に、「あなたの勤務先は、定期的に自身のキャリアについて棚卸しをし、今後の方向性を考える機会を設けているか」を質問した。その結果、48%の企業で「キャリアの棚卸しの場を設けている」ことがわかった。

「あなたにとってキャリアの棚卸しの場は有効だと思うか」を聞くと、「現在の職場がキャリアの棚卸しの場を設けている」と回答した管理職の75%が、「自身にとって有効である」と回答。また、「現在の職場がキャリアの棚卸しの場を設けていない」と回答した管理職でも、59%が「制度があれば有効である」と回答した。

「自分らしく働いていると言えますか」

現在の働き方について、「自分らしく働いていると言えるか」を聞いた。「自分らしく働いている」と回答した人の割合をみると、「現在の職場がキャリアの棚卸しの場を設けている」と答えたのは73%(「あてはまる」16%+「ややあてはまる」57%)。一方、「現在の職場がキャリアの棚卸しの場を設けていない」と回答したのは、54%(「あてはまる」10%+「ややあてはまる」44%)という結果に。両者に19pt差があることがわかった。