大日本印刷(DNP)は、オリジナル書体「秀英体」のデジタルフォント3書体を、筆まめのDTPソフト「パーソナル編集長Ver.12」にライセンス提供した。

「パーソナル編集長」にライセンス提供された3書体

「秀英体」は、DNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体で、しなやかな線画を持ち、美しく読みやすいなどの評価を得ている。2005年からの秀英体リニューアルプロジェクト「平成の大改刻」を経て、2009年からライセンス販売などを行っており、書籍・雑誌をはじめ、ポスターやパンフレットなど多くの印刷物で利用されている。

今回ライセンスが提供された「パーソナル編集長」は、PCで誰でも簡単に使えるDTP(Desk Top Publishing)ソフト。多数のデザインテンプレートや画像集、フォントなどの素材が付属しており、文字や写真を入力し、手軽にプロ級の新聞やチラシ・冊子を作成できるという。

提供された書体は、「秀英横太明朝B」、「秀英丸ゴシックL」、「秀英アンチック」の3書体で、生活者が利用できるDTPソフトに組み込んで(バンドルして)提供することで、より手軽に、プロのデザイナーにも愛用されている秀英体フォントが利用可能とするのが狙いとなっている。。