キッズラインは2月8日、「2017年保活実態調査」の結果を発表した。調査期間は1月26日~1月31日、対象は保活経験者の女性346名。

キャリア継続の不安を感じた人が6割

まず「保活が大変だったか」を尋ねると、「非常に大変」(44.5%)、「まあまあ大変」(35.5%)と、全体の8割が大変だったと回答。「あまり大変ではなかった」「全く大変ではなかった」は7.2%にとどまった。

大変だったことを具体的に聞いたところ、「保育園に入れなかった場合のキャリア継続の不安」(63.9%)が最も多く、わずかな差で「情報収集」(63.3%)があげられた。他には「保育園の見学予約や申し込みなどの各種手続き」(56.3%)、「保育園の見学などの外出」(41.9%)、「パートナー(夫・妻)の協力が得られない」(12.3%)となった。

大変だったこと

保活にかけたお金の総額は「~1万円」が56.0%で最多。内訳としては役所や保育園見学のための「交通費」「保活本」などがあげられた。

一方、「50万円~100万円」(4.7%)、「100万円以上」(5%)と、保活に50万円以上ものお金をかけた人は約1割。内訳としては「認可外保育園の入園金」「ベビーシッター代」「引っ越し費用」などだった。

保活にかけたお金の総額

保活の加点(一人親だと保育園に入りやすくなるという入園基準)目的に一時的に離婚をする「保活離婚」について聞いたところ、「実際にやる人はいると思う」が72.3%のほか、「実際にやった人を知っている」(6.5%)、「自分がした」(0.3%)といった回答も寄せられた。

保活離婚についてどう思うか