青森県八戸(はちのへ)市では3月31日まで、「八戸ブイヤベースフェスタ2017」を開催している。また、2月17日~20日には、「八戸えんぶり」を開催する。

青森・八戸の"冬の名物"、「八戸ブイヤベース」を提供する

今年で6年目の開催となる「八戸ブイヤベースフェスタ2017」は、八戸の魚介を使ったブイヤベースの祭典で、八戸の冬の新たな風物詩として取り組まれている。八戸の豊富な魚介を使用した「八戸ブイヤベース」を市内外のホテル・レストランなどで味わうことができるイベントで、年々ファンを増やしているとのこと。

「八戸ブイヤベースフェスタ」のメインビジュアル

「八戸ブイヤベース」のルールは2つ。1つは「八戸産の魚介をふんだんに使う」ことで、地元八戸港に水揚げされる魚介類を最低4種類以上使い、野菜・ハーブ類にも地元産のものをできるだけ使用する。2つ目は、「八戸流は2度美味しい」で、スープを生かした各店オリジナルの〆の一皿を提供すること。この2つのルールをクリアしたもののみが、「八戸ブイヤベース」を名乗ることができる。

開催期間は2月1日~3月31日で、会場は八戸市内外飲食店17店舗。時間は、各店舗の営業時間内となる。2016年には、およそ9,500食が提供されたとのこと。

また、「八戸ブイヤベース」開催期間内の2月17日~20日には、市内各所で国の重要無形民俗文化財に指定されている「八戸えんぶり」も開催される。八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能で、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が馬の頭をかたどった烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振る独特の舞となる。太夫の舞の合間には、子どもたちによる祝福芸も披露されるとのこと。

過去の「八戸えんぶり」の様子

2017年は30組以上、総勢1,000人が行列や演目に参加予定。中心街に集結した三十数組による「一斉摺り」は、2月17日10時40分~11時20分に八戸市中心街にて開催。かがり火によって闇夜に浮かび上がる烏帽子や、夜空に響きわたるお囃子の情緒を味わえるという「かがり火えんぶり」は、2月17日~20日の18時から八戸市庁前市民広場にて開催される。ほかにも、「お庭えんぶり(有料・要予約)」では、甘酒と八戸せんべい汁を味わいながら、"お屋敷のだんな様気分"でえんぶり鑑賞ができるという。2月17日~20日の16時~、18時~、20時~に、更上閣にて開催する。