SOMPOホールディングスは2月6日、デジタルハリウッドが運営するエンジニア養成学校である「ジーズアカデミーTOKYO」の協力を受け、AIやデータ・サイエンスの分野における素養を持つ人材を発掘し、育成する養成機関である「Data Institute」を2017年度上期中に設立すると発表した。

Data Instituteはデータ・サイエンティストをはじめ、SOMPOホールディングスグループのデータ利用に関わる人材を総合的に養成する機関を目指す。

社会人経験のある人を対象に「Data Science BOOTCAMP」、SOMPOホールディングスグループ社員向けの「WORKSHOP」、学生を対象とする「INTERNSHIP」、大学や研究機関との共同研究による人材育成を目的とする「RESEARCH」など、将来的には幅広いプログラムの提供を予定している。

同機関により、データ・サイエンスを含むビッグデータやAIを利用できる人材育成の国内における先駆者となり、データ利用領域での日本企業の競争力強化に貢献していくとしている。なお、同ホールディングスは養成機関の設立に先立ち、データ・サイエンティスト特別養成コースの第1回として「Data Science BOOTCAMP」を2017年4月に開講する予定だ。2017年2月中旬からAIやデータ・サイエンスの分野への関心が高く、素養を持つ人材を、社内外から広く募集するという。

約3カ月間の集中育成プログラムでは、ディープラーニングなどAIに必須のコンテンツを準備予定のほか、一流メンターの助言の下で、同ホールディングスが実際に保有する自動車の走行データや健康関連データなどのビッグデータを利用し、実践的なデータ分析からデータ利用ビジネスの企画提案まで行う。今後は、年2回のペースで実施していく方針だ。