首都高速道路は2月1日、「横浜北線(横羽線~第三京浜)」が3月18日16時に開通することを発表。これにより、新横浜から横浜港や羽田空港までのアクセスが向上し、新横浜から羽田空港までの所要時間が現在の約40分から約30分へ10分短縮する。

横浜北線は3月18日開通

今回、横羽線および大黒線の生麦ジャンクション(JCT、横浜市鶴見区生麦)から、新設される横浜港北JCT(横浜市都筑区川向町)までの延長約8.2kmが開通し、第三京浜道路に接続する。

横浜北線の概要

代表的な構造物として、約5.9kmと路線の約7割に及ぶ市内最長の道路トンネルの横浜北トンネル(横浜市神奈川区子安台~港北区新羽町)、約0.2kmの上下2層の単径間トラス橋であり大熊川トラス橋(横浜市港北区新羽町~都筑区川向町)を設ける。出入口は岸谷生麦出入口と新横浜出入口で、 馬場出入口は3月18日には開通せず、2019年度の開通を目指し工事を進めている。

(左から)生麦JCT、岸谷生麦出入口

横浜北線の開通により、新横浜から羽田空港までの所要時間が10分短縮するほか、新横浜を中心とする横浜市北部と横浜港が直結することで、横浜港へのアクセスが従来の25分から15分へと10分短縮される。また、横浜市内の高速道路ネットワークが強化され、物流の効率化や災害時の信頼性向上、観光振興などのストック効果が期待される。

(左から)横浜北トンネル、新横浜出入口

これまでは「横浜環状北線」として建設事業を進めてきたが、開通後の路線名は「高速神奈川7号横浜北線」となる。開通に先立ち、沿線の人々など一般の人が参加できる一般開放イベントを、また、開通日の3月18日には開通式を現地にて予定。詳細については、ホームページ等で後日発表される。なお、横浜青葉IC・JCT(仮称)と横浜港北JCTを結ぶ「横浜環状北西線」は現在、建設中となっている。

(左から)大熊川トラス橋、横浜港北JCT