JR北海道は2日、特急「スーパー北斗」「北斗」の一部列車と特急「スーパーおおぞら」の全列車で車内販売を取りやめると発表した。3月4日のダイヤ改正に合わせ、車内販売を行う列車が見直される。

函館~札幌間を結ぶ特急「スーパー北斗」

函館~札幌間の特急「スーパー北斗」「北斗」では現在、1日に運行する列車24本のうち20本で車内販売を実施しているが、3月4日のダイヤ改正以降、これを14本に減らす。車内販売をやめるのは上下各3本で、上り(函館行)は「スーパー北斗18号」(札幌駅15時39分発)、「スーパー北斗20号」(札幌駅16時32分発)、「北斗22号」(札幌駅18時10分発)。下り(札幌行)は「北斗3号」(函館駅7時28分発)、「スーパー北斗5号」(函館駅8時54分発)、「スーパー北斗21号」(函館駅18時49分発)となる。

札幌~釧路間の特急「スーパーおおぞら」は1日6往復12本が運行されており、現在はこのうち8本で車内販売を実施していた。今回の車内販売廃止により、JR北海道の在来線で車内販売を行うのは特急「スーパー北斗」「北斗」の一部列車のみとなる。今回の決定についてJR北海道は、「車内販売のご利用状況と客室乗務員の人材確保の観点から」の判断であると説明している。