セコムは2月1日、東京マラソン財団が同26日に新コースで開催する予定の「東京マラソン2017」において、同社のセキュリティ・サービスを導入すると発表した。一部のサービスについては、国内のマラソンを含むスポーツ競技大会での導入は初めてとのこと。 同社は「東京マラソン2016」では、係留型の「セコム飛行船」「セコム・ドローン検知システム」「ナンバーカード顔認証システム」「常駐警備」、「ウェアラブルカメラ」「仮設監視カメラシステム」「スマートホン案内・誘導アプリ」を提供した。

2017年の大会においては、新コースにおける警備体制の強化策で「セキュリティリストバンドによる参加資格認証」および「安全・安心確認システム(セコム安否確認サービス)」という新たなセキュリティ・サービスを提供する。

参加資格認証は、大会に先立ち2月23日~25日にかけて開催予定の「東京マラソンEXPO 2017」におけるナンバーカード受け渡し時に、取り外し不可でセキュリティQRコードを付加したセキュリティリストバンドを3万6000人の全ランナーに装着し、大会当日のスタート入場ゲートにおいて本人確認を実施するという。

セキュリティリストバンドのイメージ

同社によると、同様の方式の導入は国内最大規模のマラソン大会において日本で初めてという。安否確認は、同大会において3万6000人の全ランナー/運営スタッフ/ボランティア・リーダーなどを対象とする災害・事件などの発生時における安全・安心確認システムにより、速やかに行うとしている。