ソニー・グローバルエデュケーションは2月1日、ロボットプログラミング学習キット「KOOV」を2月18日に発売すると発表した。

ロボットプログラミング学習キット「KOOV」

KOOVは、ブロックと電子パーツを組み合わせてワニやトラックなどのロボットを作り、プログラミングをして動かすことにより、デジタルを活用したものづくりを遊び感覚で学べる教材。対象年齢は8歳以上となっているが、14歳くらいまでがメインターゲットだという。

KOOVのブロック

例えばこんなものが作れる

同製品はカラフルな7種類のブロックとモーターや各種センサーなどの電子パーツ、プログラミングやその学習に用いるKOOVアプリで構成される。アプリはWindows 7以降(64bit)、macOS 10.9以降、iPad iOS9以降に対応。

KOOVの電子パーツ

利用シーンとして家庭で子供が1人で使うことを前提に開発されており、アプリ内に習熟度に応じて「ロボットレシピ」「学習コース」「自由制作」の3コースが用意されている。

「ロボットレシピ」は最も易しいモードで、収録された「バイオリン」や「機関車」などのロボットレシピの3D組み立てガイドを参照しながら、ブロックを組み立てる。プログラムは事前に用意されたものを利用し、自分で組み立てたロボットが動く楽しさを学べるモードとなっている。レシピはの22種類ある。

ロボットレシピの3D組み立てガイド

「学習コース」にはブロックの組み方・表現方法・強度の取り方を学べる「ブロックアーティストになろう」と、待機や条件制御、関数などプログラミングの基礎が習得できる「はじめてのロボットプログラミング」の2モードがある。それぞれのモードにおいてさまざまなミッションをクリアしていくことでスキルが向上していく仕組みとなっている。

プログラミング画面はScratchに似ている

「自由制作」は上級者向けのコース。その名の通り、KOOVを使って自由にロボットを作って、動かせる。作った作品はKOOVのオンラインコミュニティ上で共有可能だ。

製品ラインアップとしては、スターターキット(ブロックおよび付属パーツ: 172ピース、電子パーツ数: 24個、税別価格: 3万6880円)、アドバンスキット(ブロックおよび付属パーツ: 302ピース、電子パーツ: 16個、税別価格: 4万9880円)、拡張パーツセット(ブロックおよび付属パーツ: 130ピース、電子パーツ: 8個、税別価格: 2万1880円)があり、今後パーツのバラ売りなども検討していくという。

販売はソニーストアおよび全国の家電量販店の通販サイトを通じて行い、2月1日より先行予約を受け付ける。また、2月2日よりソニーストア(銀座、名古屋、大阪、福岡天神)にて先行展示が行われるため、気になる方は足を運んでみてほしい。