日本通信は、ソフトバンクのSIMロックがかかっているiPhoneおよびiPad向け格安SIMを、3月22日に提供開始すると発表した。

日本通信は、2015年8月7日にソフトバンクに対して相互接続を申し入れ、以降1年以上にわたり協議を行っていたが、不調に終わったと判断。そこで2016年9月29日に、総務省に「接続協定に関する命令申立書」を提出、再協議の意向を示した。

申立書では、「現時点で格安SIMを利用できているのは、ドコモの携帯端末を使っているユーザーとSIMフリー端末を新たに購入されるユーザーのみです。ドコモ以外の携帯キャリアの端末を使っている方々は、格安SIMに乗り換えるという選択肢を奪われています」と指摘。ソフトバンクとのレイヤー2接続を求めた。

その後は、2016年12月8日に総務大臣が紛争処理委員会に諮問を行い、2017年1月27日には紛争処理委員会から総務大臣に対して答申を実施した。結果として日本通信の主張が認められ、両者協議ののち相互接続が決まった。