フェンリルは1日、同社のデザインレビューツール「Brushup」事業を手がける子会社「株式会社 Brushup」を設立した。自社のプロダクトを分割する分社化は初。2017年1月時点でのBrushup導入企業数は1,000社に上るという。

レビューツール「Brushup」

Brushupは、フェンリルが2015年3月にリリースしたWebサービス。複数の会社やユーザーが関わるプロダクトの進行管理では、過去のやりとりを見返すことが煩雑だったり、文字だけで要望を伝えることが難しかったりするが、Brushupはプロダクトごとに専用のタイムラインを用意。イラストや動画、Officeドキュメントをタイムライン上で管理・レビューでき、複数のユーザーが直接コメントや手書き文字などを書き入れることができる。

導入会社はイラストやWebデザイン制作など、クリエイティブ関連企業が中心。学校や鉄道会社などからも問い合わせがあるといい、2020年の導入企業数は10万社、学生100万人の利用を目指すという。

Brushupのインタフェース。プロダクトをタイムラインで進行管理でき、複数ユーザーによるコメント投稿、手書きが可能。シンプルで日本語を中心としたUIを意識したとする