米Appleが1月31日(現地時間)に発表した2017年度第1四半期(2016年10月~12月)決算は、過去最高の四半期売上高を記録した。iPhoneとApple Watchが販売台数と売上高の記録を塗りかえ、Macとサービスの売上高が過去最高だった。

10~12月期の売上高は783億5100万ドルで、前年同期比3%増。純利益は178億9100万ドルで同3%減、希薄化調整後の1株利益は3.36ドル。アナリストの予想平均(売上高774億ドル、1株利益3.22ドル)を上回った。Appleは昨年の7~9月期まで3期連続の減収減益を続けており、増収は1年ぶり。

12月期にAppleは、9月に発売したiPhone 7シリーズとApple Watch Series 2の供給を強化すると共に販売地域を拡大、10月末に新しいMacBook Proを発表した。以下は12月期の製品別の販売台数と売上高。「その他の製品」は、Apple TV、Apple Watch、Beats製品、iPod、Appleブランドのアクセサリなどを含む、増減は前年同期比。

  • iPhone:販売台数7829万台(5%増)、売上高543億7800万(5%増)
  • iPad:販売台数1308万1000台(19%減)、売上高55億3300万ドル(22%減)
  • Mac:販売台数537万4000台(1%増)、売上高72億4400万ドル(7%増)
  • サービス:売上高71億7200万ドル(18%増)
  • その他の製品:売上高40億2400万ドル(8%減)

iPhoneは販売台数、売上高ともに5%増だが、iPhone 7 Plusが好調で、平均販売価格が6~9月期の619ドルから10~12月期は695ドルに上昇した。Macは販売台数が1%増だが、MacBook Pro刷新の効果で過去最高の売上高となった。そのMacに肩を並べる売上高に成長したサービスでは、多くの項目でApp Storeが記録を更新、AppleCareとiCloudも過去最高の売上高だった。日本、ロシア、ニュージーランド、スペインなどに市場を広げたApple Payは昨年にユーザーが3倍に増加、トランザクション量が前年同期から500%増加した。ハードウエア製品で唯一iPadが販売台数を落としたが、それでもAppleの予測を上回っている。

地域別では、売上高が前年同期比12%減だった中国を除いて、他の地域は過去最高を記録した。日本は売上高57億6600万ドルで20%増だった。

2017年度第2四半期(2017年1月-3月)については、売上高515億~535億ドル、粗利益率38~39%と予想しており、この売上高予測はアナリストの予想をわずかに下回る。