「さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで」(帯付き

高田かや「さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで」が、本日1月30日に文藝春秋より発売された。

“所有のない社会”を目指す「カルト村」で生まれ、過酷な労働や理不尽な掟に縛られる生活を受け入れて育ってきた高田。同作はそんな高田が文藝春秋のWebサイト・コミックエッセイルームにて発表していた実録エッセイマンガで、2016年に刊行された前作「カルト村で生まれました。」の続編にあたる。

単行本には中等部になった13歳から、村を出た19歳までのエピソードを収録。音楽、男女交際、読書への厳しい取り締まりをはじめ、理不尽な理由で呼び出されることもある個別ミーティング、結婚相手を村人に決められてしまう調整結婚などのエピソードが描かれた。またWebでは未公開だった高等部の話や村を出るきっかけ、現在の夫との出会いも収められている。