ロームは1月30日、決済端末などのレシートプリンタ向けにLi-ion電池1セル電源で駆動する、新構造サーマルプリントヘッド「KR2002-D06N10Aシリーズ」を開発したと発表した。

サーマルプリントヘッドは、発熱と放熱を繰り返して感熱紙などに印字を行う電子デバイス。決済端末用のサーマルプリントヘッドにおいては、これまでLi-ion電池2セル電源駆動が一般的だった。

同製品は、蓄熱層であるグレーズ設計の最適化と特殊低抵抗発熱体を採用することにより、蓄熱性を向上。さらにセラミック基板とプリント基板を組み合わせた新構造の開発を行うことで、同社従来の2セル電源駆動品と比較して印加エネルギー効率を約20%向上させ、ヘッド部も小型化した。これら改良により、1セル電源駆動でも従来の速度でこれまでと同等の印字品位が実現でき、機器の省エネ化と小型化に貢献するとする。同製品は2016年8月より月産2万個の体制で量産を開始しており、サンプル価格(税別)は600円/個となっている。