お笑いコンビ・まえだまえだの前田航基(18)が28日、東京・新宿武蔵野館にて行われた映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』の初日舞台あいさつに劇中衣装で出席し、スピーチで会場を沸かせた。

前田航基

登壇したのは総勢12人。上映後の舞台あいさつに用意されたのは30分ほどで、これだけの人数がいれば目立たずに埋もれてしまう確率の方が高くなる。しかし、ひと味違うのが前田。フジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)などで、雄弁ぶりが話題になっているが、この日は司会者の心を真っ先につかんでみせた。

登壇した前田は、「今日は寒空の中、こんなにたくさんの方に集まっていただいて大変うれしいです。短い間ですが最後までよろしくお願いします」と、よどみなくあいさつ。観客からは拍手が起こり、司会者はその盛り上がりに引っ張られるように「落ち着いたすばらしい言葉選び!」「将来の政治を語る人になると思います!」と興奮を表現した。

本作で描かれるのは、賞金1億円を巡っての壮絶な殺戮ゲーム。あらかじめ配られたカードによって役職が決まることから、続いては「どの役職ならゲームに勝てる?」の質問に。前田は「基本的にはチキンハートで人を殺すことは、まずできない」と自身を客観視した上で、「守ってもらいやすい役職の『占い師』だったりとか。『用心棒』は自分を守れないから一番ナンセンスやなと思いますね。だから『預言者』だったりとか。狙われつつ守れるという安心感は欲しいなと思います」と冷静な分析結果をスラスラと話した。

また、出演者の最年長でムードメーカーだったという池田純矢(24)が「現場では没頭していた」と冗談を交えると、「自発的に車を出してラーメン屋まで連れて行ってくれたりとか。活発なお兄さん」と今度は目上の役者を立てる発言。「みんな、人狼は考え込んでしまうのでどんどん根暗になっていっちゃうんですけど、人狼を撮っている建物からラーメン屋に行くことによってパッと世界が開けたりとか」と持ち上げると、司会者から「誰のことでも前田くんに聞いたらすべて善人になる! すばらしい! なんでも質問したい!」「全部前田くんに聞きたい」と頼りにされていた。

イベントには前田、池田のほか、古畑星夏(20)、佐生雪(19)、平田雄也(23)、溝口恵(22)、前田航基(18)、森高愛(19)、春川芽生(20)、安藤瑠一(17)、鈴木知尋(22)、中村萌(20)、綾部真弥監督(36)が出席した。