東芝は1月27日、2017年3月31日をめどに社内カンパニーであるストレージ&デバイスソリューション社のメモリ事業(SSD事業含む)を会社分割により分社化する方針を決定したと発表した。

NANDフラッシュメモリの開発、製造・販売は現在、売り上げ規模8000億円超、営業利益1100億円という同社の主力事業の1つ。今回の分社により、機動的かつ迅速な経営判断体制が整うとするほか、資金調達手段が広がり、大規模な設備投資の適時実施が可能になるとしている。

また、同社は現在、ウェスチングハウスによるCB&Iストーン&ウェブスターの買収に伴うのれん代などの関係から、財務体質の強化を図る必要があり、資本対策の検討を進めているが、今回の会社分割においても、その資本対策として、外部資本の導入を視野に入れるとしている。