Googleは25日(米国時間)、.js拡張子の添付ファイルを2月13日からブロックすると発表した。数日かけて全ユーザーに適用される。

.jsファイルはJavaScriptのソースコードが記述されたファイル。Gmailではセキュリティのため、.exeや.msc、.batといった添付ファイルを制限してきた。新たに、2017年2月13日(米国時間)から、.js(JavaScript)ファイルの添付がブロックされる。

Gmailに添付できないファイル形式
.ade、.adp、.bat、.chm、.cmd、.com、.cpl、.exe、.hta、.ins、.isp、.jar、.jse、.lib、.lnk、.mde、.msc、.msp、.mst、.pif、.scr、.sct、.shb、.sys、.vb、.vbe、.vbs、.vxd、.wsc、.wsf、.wsh

メールは、マルウェアの主な感染経路のひとつ。キヤノンITソリューションズが2016年Q3期に国内で検出したマルウェアの主要感染経路は、ランサムウェア感染を狙ったメールによるJavaScript形式のダウンローダとなっている。

Googleは、.jsファイルを送信する必要がある場合、Google DriveやGoogle Cloud Storageといったストレージサービスの使用を推奨している。