日本たばこ産業(JT)は1月27日、「わかば」「エコー」等6銘柄(いわゆる「旧3級品」)について小売定価改定の認可申請を財務大臣に対し行ったことを発表した。小売定価改定は、認可を受けられれば、4月1日より行われる予定。

「わかば」

「エコー」

それぞれ改定後の価格は30円の値上げとなり、「わかば」が320円、「エコー」が310円、「ウルマ」が320円、「バイオレット」が310円、「しんせい」が310円、「ゴールデンバット」が290円となる。

「ウルマ」

「バイオレット」

「しんせい」

「ゴールデンバット」

2015年税制改正において、たばこ税法等が改正され、旧3級品の紙巻たばこに係る特例税率が2016年4月に廃止となり、以降2019年4月1日までの間で段階的に税率の引き上げを行うことが決定された。この改正に基づき、2017年4月1日に「わかば」「エコー」等6銘柄のたばこ税率が1本当たり1円引き上げられることに伴い、小売定価改定の認可申請を行うこととしたという。

同社は、「当該6銘柄については、今後予定されているたばこ税率引き上げの都度、段階的に小売定価の改定を行う予定ですが、価格については市場動向を見極めながら慎重に検討してまいります」とコメントしている。