Red Hatはこのほど、コンテナアプリケーション・プラットフォームの最新版「Red Hat OpenShift Container Platform 3.4」を発表した。同製品では、コンテナストレージに関する新機能、新たなハイブリッドクラウドリファレンスアーキテクチャが追加されたほか、マルチテナンシーが強化されている。

コンテナストレージについては、複数のストレージタイプのプロビジョニングを可能にするダイナミックストレージプロビジョニング、Kubernetesのラベルによるストレージの分類をしたマルチティアストレージの機能を提供する。

新ハイブリッドクラウドリファレンスアーキテクチャは、Red Hat OpenShift Container Platformを、OpenStack、VMware、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Engine、およびMicrosoft Azure上で実行させることができる。

また、単一のKubernetesクラスタ内におけるマルチテナント環境でのプロジェクトの管理が簡略化された。これにより、プロジェクト、プロジェクト詳細の検索、プロジェクトメンバーシップの管理などをWebコンソールを通して行い、ユーザーは分散したチーム間で複数のプロジェクトを簡単に利用することができる。