日本人材派遣協会は1月25日、「派遣社員WEBアンケート調査」の結果を発表した。調査は2016年9月15日~11月14日、現在あるいは過去10年未満の間に派遣で働いたことのある5,551名を対象に、インターネットで行われた。

派遣の時給「1,500円~1,750円」が最多

「現在の賃金形態と時給金額」

現在派遣で働いている3,971名を対象に、「賃金形態」について聞いたところ、実に98.3%が「時給制」と回答。以降、「月給制」(1.1%)、「日給制」(0.5%)と続いた。

「時給金額」については、「1,500~1,750円末満」(33.3%)が最も多く、次いで「1,000円~1,250円未満」(27.3%)、「1,250円~1,500円」(27.1%)となった。

「3都府県のオフィス系勤務者の時給金額」

また、東京都・愛知県・大阪府の3都府県で、大規模(従業員数1,000人以上)の事業所でオフィス系の業務に従事している人の時給金額をみると、派遣就業における主業務経験期間が3年未満も3年以上も「1,500~1,750円」が最多に。いずれも6割近く(「3年未満」55.2%、「3年以上」58.6%)を占める結果となった。

派遣で働いている理由

「派遣で働いている理由」

「派遣で働いている理由」のトップ3は、「すぐに仕事に就けるため」(42.5%)、「働く時期や期間を自分で選べる」「勤務地を選べる」(どちらも41.2%)だった。また、「働く時間や時間帯を自分で選べるため」(34.3%)、「残業のある職場やない職場を選べるため」(29.4%)、「やりたい仕事を多数の中から選べるため」(23.7%)なども上位に挙がっており、仕事の内容や働くスタイルを自分で選べることが、派遣で働く魅力であることが分かった。