サイバーエージェントは1月25日、同社関連会社のマイクロアドデジタルサイネージ及び、ヒットと共に、天候や気温・各種SNSのユーザー投稿などの外部データとの連携によりリアルタイムな情報配信を行うデジタル・サイネージ広告である「VISIONIA(ビジョニア)」を提供開始した。

従来のデジタル・サイネージ広告は、配信準備を整えたクリエイティブ素材を用いてリッチな演出を行う広告手法が一般的だが、新製品は、外部APIデータと連携しリアルタイム情報を用いることで、環境要因と連動した今に最適なクリエイティブでの広告配信を可能にするとしている。

同製品は、場所・時間で刻々と変化する消費者心理に対し、外部データを用いてリアルタイムにクリエイティブを最適化し配信を行う広告商品。主に天気・気温や、各種SNSなどの外部データとAPI連動を行い、天候に応じた訴求やSNSユーザーのハッシュタグに応じた訴求のクリエイティブを展開することで、高いブランド認知と広告効果の最大化を実現するという。

なお、静止画や動画、HTMLなど、多様な表現フォーマットでの広告配信が可能といい、企業は目的に応じて使い分けることができるとしている。

なお、同製品は既に、東京・渋谷のハチ公口スクランブル交差点に隣接する9階建てビルの屋上に設置済みという。また、2017年3月には、大阪・戎橋の大型街頭ビジョンに導入予定とのこと。

渋谷の設置場所

今回の取り組みにおいて、マイクロアドデジタルサイネージはクリエイティブの広告配信及び配信管理を行い、ヒットは屋外広告媒体の運営・管理・提供を、サイバーエージェントは広告クリエイティブのプランニングから制作までを一貫して行うという。