能勢電鉄は3月18日、鉄道線(川西能勢口~妙見口・日生中央間)のダイヤ改正を実施する。利用状況に合わせた列車本数の調整や列車種別の変更が行われ、平日・土曜日の朝ラッシュ時間帯に運転されていた妙見急行・日生急行は廃止となる。

能勢電鉄が3月18日にダイヤ改正を実施する

妙見急行は平日朝に5本、土曜日朝に2本、いずれも妙見口発川西能勢口行で運転される。妙見口駅から平野駅まで各駅に停車し、多田~絹延橋間各駅は通過となっていた。日生急行は特急「日生エクスプレス」が運転されない土曜日に日生中央発川西能勢口行を2本設定し、途中の山下駅・畦野駅・平野駅に停車していた。

3月18日のダイヤ改正で、土曜日朝の妙見急行・日生急行は4本とも廃止され、普通列車に変更される。あわせて川西能勢口行の列車の減便や時刻調整を行い、川西能勢口駅での阪急宝塚線への乗継ぎ利便性を向上させる。妙見急行・日生急行から普通列車への変更にともない、7時台の多田~絹延橋間各駅に停車する列車が現行の6本から8本に増加する。

平日朝の妙見急行5本もすべて廃止され、普通列車(川西能勢口行または山下行)に変更。列車本数も調整され、7時台の多田~絹延橋間各駅に停車する列車は現行の7本から9本に増加する。一方、妙見口駅を6~8時台に発車する川西能勢口方面の列車本数は現行の18本(うち1本は平野行)から16本(うち6本は山下行)に減らされる。

妙見口駅始発の普通列車が平野駅で行っていた特急列車待ちも中止(一部列車を除く)に。これにより、妙見口駅から川西能勢口駅への所要時間が現在の31分6秒(平野駅で特急列車に乗り換えた場合は26分9秒)から25分46秒に短縮されるという。ダイヤ改正後、妙見口駅6時52分発・7時11分発・7時28分発・7時37分発・7時59分発の普通列車5本は川西能勢口駅にて阪急宝塚線の通勤特急梅田行に接続する。

平日の夕方ラッシュ時間帯も、18時台の川西能勢口発日生中央行の普通列車を1本減便するなど列車本数の調整を行う。なお、日・祝日ダイヤの変更はないとのこと。