『クラッシャー上司--平気で部下を追いつめる人たち』(松崎一葉 著/PHP研究所/税別820円)

PHP研究所は1月16日、『クラッシャー上司--平気で部下を追いつめる人たち』(松崎一葉 著/税別820円)を発売した。

「クラッシャー上司」とは、部下を精神的に潰しながらどんどん出世していく人たちのこと。同書では、命名者の一人であり精神科産業医の医学博士の著者が、豊富な具体例を分析し、企業や個人がどのように対処すべきかレクチャーする。

「彼らには『自分は善である』という確信があり、他人への共感性は決定的に欠如している。精神的に未熟な『デキるやつ』なのだ」(同書紹介文より)

内容は、「いったい彼らは何者か--クラッシャー上司の実態」「クラッシャーの精神構造--未熟なデキるやつ」「クラッシャーを生む日本の会社--滅私奉公の時代の終わり」「クラッシャー対策--その暴力から身を守るために」。

同書内では、以下のような「クラッシャー上司」の特徴が綴られている。

・つきっきりの指導
・悪意はないが、鈍感
・皆の前で「指導」
・休む間を与えない
・とんとん拍子に出世
・安易な「幼児的万能感』
・歪んだ自己愛
・他者に共感できない