日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は1月19日、「老後とお金に関する調査」の結果を発表した。2016年10月7日~11日、有効回答は20代以上の個人1,200人。

年金以外の老後資金、「預金で準備する」が最多

老後の生活資金に関する情報の入手方法を調べたところ、「テレビ」が47.8%と最も多かった。老後の生活資金について不安に思う人・思わない人に分類しても、不安に思う人が51.4%、不安に思わない人が32.0%となった。ついで「インターネット」「新聞・雑誌」と、身近なメディアから情報を収集している人が多かった。

一方、「セミナーに参加」「FPの有資格者に相談」など、積極的に情報を収集している人は2%前後にとどまった。また、不安に思わない人の半数近い45.3%が全く情報収集をしていないことも明らかになった。

年金以外に老後資金をどのように準備しているかを聞くと、「預貯金(定期預金を含む)で準備する」が40.9%でトップ。次に多かった回答は「老後も働く」(35.7%)、「金融商品で増やす」(16.7%)、「保険商品で準備する」(13.2%)となった。一方「何もしていない」は30.0%だった。

あなたは、年金以外に老後資金をどのように準備していますか。(複数回答)

お金に関する悩みは、不安に思う人・思わない人ともに「老後の医療費や介護費がいくらかかるかわからない」(37.4%、36.4%)が最多。また不安に思う人は「貯蓄ができない」(36.9%)、「老後資金が準備できるか心配」(28.7%)など、「お金を貯められないことについて大きな不安を感じている」(同社)ことがわかった。