(写真左から)本渡楓、千本木彩花、渡航氏

2016年10月から放送されたTVアニメ『ガーリッシュ ナンバー』より、12月25日のクリスマス当日、とらのあな秋葉原店Cにてトークイベント『「ガーリッシュナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』が開催された。

開演前の影ナレから、烏丸千歳のやる気がなかったり、久我山八重があざとかったり、2人の息が合ってなかったりと、さっそく「ガーリッシュナンバー」独特の作品世界に引き込まれたところで、烏丸千歳役の千本木彩花、久我山八重役の本渡楓、そして、原作者の渡航氏が登壇し、イベントがスタート。千本木と本渡はお揃いのイヤリングを付けており、2人の仲の良さが伝わってくる。

イベントの目玉は、来場者およびTwitterで募集された質問に答える「『ガーリッシュナンバー』ぶっちゃけトークコーナー」。さっそく「この設定を思いついた経緯は?」という質問に、「TVアニメの企画制作で経験した、辛いこと、悲しいこと苦しいことをコミカルな感じで、ライトに世に告発していこうというところから始まった企画です」と渡氏が答えると、「私たち、巻き込まれてる感じですね……」と千本木。

「これでもまだこれ以上は……って思っていたところがあったので、2期が決まったら、そのときは焼け野原にしてやろうと思います!」となおも息巻く渡氏に、「そしたらキャスト総入れ替えですね……」と千本木がクールに対応。それに対して本渡は「私は出たいな~、猫役でも」。

また「7話で八重が言った"ちーちゃん 死にたいの?"という台詞は本渡さんのアドリブですか?」という質問には、「(どっちだと思うか客席アンケートを取ったあと)台本通りだよ!」と本渡がしっかり否定。「そんなアドリブを言われていたら、死にたくなる」(千本木)。

「自意識過剰かもしれませんが、最終話に僕らしき人がいたのですが……」という芸人の天津向からのTwitterでの質問には、「脚本上ですでに指定が入っていた」と告白。ただ、本人には許可をとていなかったとのこと。さらに「男性声優の話も考えていた?」という質問には、「『ガーリッシュナンバー』にはもともと声優をやっていたキャラクターがいますから、そういう話も機会があったら書いてみたいですね」と渡氏が興味深い発言をすると、「うちの兄(悟浄)の話ですね」と千本木が応える。

そんなぶっちゃけコーナーのあとは「絵で伝えろ!お絵かきのコーナー」へ。現在、秋葉原の11店舗の飲食店で開催されている「『ガーリッシュナンバー』打ち上げパーティーin秋葉原」のコラボメニューを考えるなら? というお題に、卵づくしの料理と答える千本木に対し、辛いものが大好きな本渡は、ホワイトソースの下にデスソースが入った"天使の腹黒パスタ"を考案。最後の渡氏が「ドンドンドーナツどーんと……」とドーナツを提案すると、会場からの笑いは取ったものの、「……『ガーリッシュナンバー』とコラボしてほしいですね」と、本渡にごもっともなツッコミを入れられていた。

その後、ぶっちゃけトーク番外編として、キャストと原作者同士での質問に。まずはペンネーム『八重の中の人』からの「千本木さんへ、お店でゆっくりしゃべるのはお好きですか? もしよければ私と行っていただけませんか?」という質問に、「ファンの方なら事務所NGですね~。プライベートであればお店でゆっくり話すのはありかもしれない」と千本木。また「ちーちゃんの目玉焼き推しの理由は?」という渡氏への疑問には、「デザインに最初から入っていて、ボツにしたんだけど、最後までしれっと生き残っていた。こんなにしぶといのは千歳らしいから」という理由で採用したとのことだった。

ペンネーム『千歳の中の人』からの「2期はあるのでしょうか?」という質問には、「やりてぇな~。皆さんの声援次第ですけど、多くの人にこの作品を広めてほしい」との回答。最後にペンネーム『わたりん』からの「『ガーリッシュナンバー』という作品の嫌なところ、嫌いなところ、つらかったところ、許せないところがあったら教えてください」という質問には、「7話の予告での八重と京のやりとりは許せないと思いました」と千本木。本渡は「怖かったのは、アフレコブースのシーンで、ディレクションサイドがしていた、これ以上はこの子は無理だからみたいなやり取り。あれは我々もいつも気になっているんです」と回答していた。

放送はすでに終了しているTVアニメ『ガーリッシュ ナンバー』だが、現在Blu-ray&DVDが発売中。各詳細はアニメ公式サイトにて。

(C)Project GN/ガーリッシュ ナンバー製作委員会