日産自動車(日産)とミャンマーのタンチョンモーターは1月18日、同国で日産のセダン「サニー」の生産を開始したと発表した。当初はタンチョンモーターの既存施設を使用して生産を行う予定。

日産とタンチョンモーターは、ミャンマー市場における商品ラインアップの強化と現地生産能力の拡大を進めており、今回の自動車生産開始を、両社がミャンマー市場で今後取り組む事業拡大計画において重要なマイルストーンだとしている。

日産はミャンマーでの生産開始について「日産が、ミャンマーの自動車産業の成長を担う強力なプレイヤーになることを非常にうれしく思います。この地での車両生産開始は、フィリピンやベトナム、カンボジア、ラオスを含む幅広いアジア・オセアニア地域における当社の成長戦略において重要なマイルストーンです。日産は、ミャンマーの皆さんと長期的かつ生産的な関係を構築するとともに、今後もサプライチェーンを通じて価値を創出し、雇用や投資を活性化していきたいと考えています」とのコメントを発表している。