星野リゾートが展開する「星のや京都」(京都府京都市)は3月1日から、滞在型スパ「水辺の好日」シリーズのプログラムに「お灸づくり」を追加した「水辺の好日・春」を提供する。期間は5月31日まで(日曜日を除く)。

お灸づくりを体験できる ※イメージ

「水辺の好日」シリーズは、東洋医学をベースに、「調身、調息、調心、調感」の4つのバランスを調える1泊2日のトータルスパプログラム。今回、新たに冷えた体に春の訪れと共に体を温めながら身心のバランスを調えることを目的として、特別プログラム「お灸づくり」を追加した。

お灸に使用する「よもぎ」は、漢方の生薬でもあり、古くからお灸の材料として使われてきた。春の訪れを告げる野草としても知られているため、春の香りを感じながら、簡単に自宅でも作れるお灸づくりを体験できるという。

お灸は、鍼灸(しんきゅう)師が事前に問診を行ったのち、体調や体質に合わせた施術を行う。温めたり刺激したりすることで、気の巡りも良くなり、本来の調子へと導くとのこと。自宅でも安全にお灸を実践できる方法や、鍼灸師から体質に合わせたお灸の据え方も学べるという。また、診立てによる草根木皮の湯で入浴もできるとのこと。

鍼灸師が体質に合わせて施術する ※イメージ

草根木皮の湯で入浴も ※イメージ

翌日早朝には、観光では立ち入ることのできない寺院にスタッフに案内。境内では、心身を調える朝のお勤めや座禅を体験できる。そのほか、呼吸法を重視した体操実施。四肢をのばして血流を促し、深い呼吸を行うことで、心身を整える効果があるという。

食事は、夕食は消化にも優しく、旬の食材のおいしさを味わえる精進料理を提供する。朝食は、冷えに疲れた心身の調子を整えるために鍋を用意。今の時期不足がちな栄養を補い、身体を芯から温める効果があるとのこと。

朝食には、鍋を用意 ※イメージ

価格は9万8,200円(税込)。含まれるものは、問診、マッサージまたは鍼灸、特別精進夕食、特別朝鍋朝食、朝のお勤め、お灸づくりと据え方レクチャー、水辺の深呼吸(希望者のみ)、お土産として草根木皮のお茶30包、草根木皮の湯など。宿泊代は別途必要。利用には、2週間前までの予約が必要となる。