オレンジページはこのほど、「体重計・体脂肪計についての調査結果」を発表した。同調査は2016年11月9日~14日、国内在住の50~60代の男女362人を対象に、インターネットで実施したもの。

体重計・体脂肪計はありますか?

自宅に、体重計・体脂肪計はあるか尋ねたところ、93.4%が「ある」と回答した。体重計・体脂肪計のタイプを聞くと、「針ではかるアナログタイプ」は12.4%、「デジタルタイプ」は88.8%で、圧倒的にデジタルタイプが多かった。

体重計を使い始めた時期について尋ねると、アナログタイプは「10年以上前」が64.3%で、デジタルタイプは「5年未満」が39.3%、「5~10年前」が45.7%だった。ここ10年で、アナログタイプからデジタルタイプへの移行が大幅に進んだことがわかった。

体重計・体脂肪計以外の健康関連商品の所有について聞くと、50~60代の所持率が高かった。体温計、血圧計、歩数計、低周波や電動のマッサージ器、マッサージチェアの所有率は、すべて30代より高い。特に血圧計と歩数計の所有率は、30代を大きく上回った。

持っている健康関連商品

所有するデジタルタイプの体重計の機能について、どのくらい知っているか聞いたところ、「よく知っている」は19.0%、「だいたい知っている」は54.3%で、合わせて約7割が「機能を知っている」と答えている。

デジタルタイプの体重計の機能を知っていますか?

しかし、体組成計という言葉を知っているか尋ねたところ、「意味まで知っている」は15.7%と認知度は低かった。56.3%は「言葉は聞いたことがある」、28.0%は「よくわからない」と答えている。

体組成計という言葉を知っていますか?

同社によると、デジタルタイプの体重計は体重をはかるだけではなく、体脂肪率やBMI、内臓脂肪レベルなどを測定できる「体組成計」であることがほとんどであるという。「体組成計」にはその他にも、推定骨量や筋肉量、体内年齢などメーカーや機種によってさまざまな測定機能が搭載されている。

体組成計で計測できる「体脂肪率」は、体に占める脂肪の割合を示す。高血圧などの生活習慣病のリスクを把握するために利用することができるという。「内臓脂肪レベル」は、肝臓や胃など内臓周りにおける脂肪の付き具合のことで、メタボリック症候群のリスクに関係しているとのこと。