経済産業省 資源エネルギー庁が1月18日に発表した石油価格調査(1月16日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.4円高い130.9円となり、6週連続で値上がりした。前週に続いて2015年11月16日(131.6円)以来、約1年2カ月ぶりの高値となった。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

来週は横ばいを予想

石油情報センターは、「1月から産油国の協調減産が始まり、いろいろな思惑が交錯している中、原油価格が値上がりした一方、為替は円高になり、差し引きで0.7円ほど原油コストはアップしている。これまでの原油上昇分と卸価格の上昇分を合わせて小売価格が値上がりした」と分析。来週の価格動向については「横ばいを予想している」と話している。

都道府県別にみると、34都道府県で値上がり、4県で横ばい、9県で値下がり。最も高かったのは長崎県の138.9円(前週139.1円)、最も安かったのは埼玉県の126.8円(同125.8円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.4円高い141.7円と、6週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も同0.4円高い110.2円と、同じく6週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週から12円高い1,399円と、13週連続の値上がりとなった。