米Evernoteは1月17日(現地時間)、iOS用アプリ「Evernote」のバージョン8.0をリリースした。ノートへのアクセスや情報検索、ノート作成をすばやくこなせるようにデザインを刷新。他にも、ノートのテキスト装飾機能の改善、ビジネス/個人のアカウントをスムースに切り替える機能の追加などが行われている。

Evernote 8では、ホーム画面が廃止された。アプリを起動すると、最後に使っていた状態でアプリが起動するため、すぐに前回からの続きに取りかかれる。

新デザインには、ハンバーガーメニューに代わって採用が増加しているタブバーが用いられている。画面の下(iPhone)または左横(iPad)にタブバーが常時表示され、いつでも「ノート」「検索」「新規ノート作成」「ショートカット」「アカウント/設定」といった主要セクションのタブを切り替えられる。

タブバーの「新規ノート作成」は、大きな緑色の「+」ボタンになっており、これをワンタップするだけで新規ノートが開く。音声メモ、写真、リマインダーは、ボタンを長押しするとセレクターが現れる。シンプルかつ多機能な「+」ボタンで、よりすばやく情報を記録できるようになった。

モバイルアプリのデザインで評価が上昇しているタブバーを採用、「+」ボタンのワンタップで新規ノートを作成でき、タブバーから直接ショートカットタブを開ける。

テキストノートの作成で、定義済みのフォントサイズや色をワンタップで選択できるようになった。見出しや強調したい部分を簡単に装飾できる。

ノートを絞り込む機能は2つ。1つは、ノートリストの上部に集められた絞り込み機能。「すべてのノート」などノートブック名をタップするとノートブックの一覧が、タグ・ボタンをタップするとタグ一覧が現れる。これらの他、開いているノートブック内を検索する検索ボックス、リマインダー付きノートに絞り込むボタンなどが用意されている。もう1つは、検索タブでの検索。ノート、ノートブック、タグを対象にアカウント全体から俯瞰的に検索を実行できる。

Evernote Businessを契約している場合は、アカウント・タブで選択する以外に、タブバーのアカウント・ボタンを長押しするだけでアカウントを切り替えられる。個人とビジネスのノート、ノートブック、ショートカット、検索履歴を明確に切り分けながら、同じアプリでスムースに2つのアカウントを利用できる。