エアバスは現地時間の1月11日、航空機リスト価格の改定を発表。航空機の平均リスト価格を1%引き上げ、1月1日より全てのエアバス航空機に適用している。

A380

価格は設計重量、エンジン、仕様により異なる。同社の最高価格は、総2階建てのA380で4億3,690万米ドル(2016年リスト価格では4億3,260万米ドル)。A380ファミリーは4クラス制の客室に544席を装備し、全席エコノミー・クラスの場合、最大で853席となる。航続距離は最大8,200海里/1万5,200km。2007年10月に商業運航を開始し、日本の航空会社ではANAが2019年春よりホノルル路線に導入を予定している。

A350 XWB

また、既存の航空機よりも1座席あたりの燃費を最大25%向上させて開発された中型ワイドボディー機のA350 XWBに関しては、A350-800が2億7,510万米ドル(2016年リスト価格では2億7,240万米ドル)、A350-900が3億1,120万米ドル(2016年リスト価格では3億810万米ドル)、A350-1000が億 5,930万米ドル(2016年リスト価格では3億5,570万米ドル)となる。日本の航空会社では、2013年10月にJALがA350-900を18機、A350-1000を13機、それぞれ確定発注し、25機をオプションでオーダー。2019年以降に運航開始を予定している。

ANAデザインのA320neo

ANAが2016年12月に受領し、LCCのPeach Aviationも2016年11月に購入契約を締結、初号機は2019年夏までに受領を予定しているA320neo(new engine option)は、1億840万米ドル(2016年リスト価格では1億730万米ドル)となる。A320neoファミリーは2010年12月にローンチされ、新型エンジン(CFMインターナショナル社製「LEAP-X」またはプラット・アンド・ホイットニー社製「PurePower PW1100G」)をオプションで提供。大型のウイングチップであるシャークレットも取り付けられ、合わせて燃費を最大15%削減する。

エアバス航空機の2017年リスト価格