Opera Softwareは、"コンセプトブラウザ"として新ブラウザ「Opera Neon」をリリースした。Webブラウザの未来を想像した、実験的なリリースという。リリース時点では日本語非対応。

Opera Neon

Opera Neonではシンプルなメニューが標準で表示され、デスクトップ上でデータを開くように、Webサイトを表示する"窓"が内部に表示される。アドレスバーは最上部に備えられ、タブは丸い形で、右側に垂直に表示される。複数サイトの分割表示も可能。新規タブは、左上の[+]タブをクリックして追加する。

マイナビニュースを検索したところ

検索結果。標準の検索エンジンはGoogle

マイナビニュースを表示したところ

複数タブは、右側に表示される丸いタブで切り替える

Opera Neonでは、視覚的に楽しませる工夫がなされている。例えば使用しているPC用のデスクトップ壁紙を背景に設定できたり、丸型のタブを移動したときにはタブが揺れるなど、実際のオブジェクトのように重さを感じさせる演出が行われる。

標準で表示される左側上部のメニューには、タブの追加、プレイヤー、画面のキャプチャ、ギャラリー(キャプチャ画像を表示)、ダウンロードマネージャーを用意。プレイヤー機能は、Webサイトで音楽を再生すると、該当タブを開いていなくても常に音の再生/停止操作が行える。ダウンロードマネージャーでは、Webサイトからダウンロードしたファイルを検索可能。

レンダリングエンジンにはOperaと同じBlinkを採用する。対応OSはWindowsおよびMac。

幅を狭くすると、タブは小型化して残る

左上には標準メニューを表示。上から順に、タブの追加、プレイヤー、キャプチャ、ギャラリー(キャプチャ画像を表示)、ダウンロードマネージャー

プレイヤーでは、バックグラウンドのタブで再生している音楽などを、別のタブが表示しているときでも再生/停止操作できる

キャプチャ機能。アイコンをクリックした後、Webサイトを四角形に切り抜ける

キャプチャした画像は、キャプチャアイコンの下のギャラリーで確認可能。ドラッグ&ドロップで、任意の場所に保存できる。フォーマットはPng

2つのサイトを同時に表示することもできる

左下にある詳細メニューでは、タスクマネージャー機能も搭載。開いているWebサイトが使用するメモリなどを確認可能