パナソニックは13日、デジタル4Kビデオカメラ「HC-WX995M」「HC-VX985M」を発表した。2月16日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格はHC-WX995Mが120,000円前後、HC-VX985Mが100,000円前後(いずれも税別)。

HC-WX995M

HC-WX995M(フードあり)

HC-WX995Mは、4K撮影が可能なビデオカメラ。カラーはブラウンで、本体は軽量かつコンパクトにまとめられている。前モデル「HC-WX990M」から「あとから補正」機能をさらに強化。子どもを追いかけながら撮影した映像などに後から手ブレ補正をかけられる「あとから追っかけ」、欲しい構図だけクローズアップできる「あとからクローズアップ」、追いかけきれない動きを映像を見ながら指でドラッグし画角を変えられる「あとから指で追っかけ」などを新たに用意した。

映像を撮影したあとから補正できる

レンズには、ライカディコマーレンズを採用。焦点距離は動画が30.8~626mm(16:9)、静止画が34.5~690.3(3:2)。F値は1.8~3.6。最短撮影距離は通常時W端で約3cm、全域で約1.5m。iAマクロ時で約1cm~。4つのレンズ群がそれぞれ個別のモーターで動作制御を行う「4ドライブレンズシステム」も採用する。4K撮影時の光学ズームは20倍。画像処理エンジンには「クリスタルエンジン4K」を搭載する。

実際のHC-WX995M

構えたところ

1/4型MOS固体撮像素子を備えるサブカメラも搭載。焦点距離は動画が37.2mm(動画撮影モード時)で、F値は2.2。最短撮影距離は約30cm。サブカメラを使っての「ワイプ撮り」も可能で、最大3台のスマートフォンなどとWi-Fiで連携して「ワイヤレス ワイプ撮り」も行える。

さらに、4K30p撮影時に高速・高精度で合焦する「4KハイプレシジョンAF」、映像の明暗差を補正して自然な明るさの映像を記録する「HDR動画モード」、4K/30pの映像から写真をきれいに切り出せる「4K PHOTO」などを搭載する。

そのほかの主な仕様は、撮像素子が1/2.3型MOS固体、総画素数が1,891万画素。ディスプレイは3型(46万ドット)で、64GBのメモリを内蔵。SDXCメモリーカードスロット(128GBまで対応)も装備する。記録方式は動画がAVCHD / MPEG-4 AVC、静止画がJPEG。無線LAN機能(IEEE802.11b/g/n対応)も搭載する。サイズはW65×D161×H73mm、重量は約360g。

HC-VX985M

HC-VX985M

HC-VX985Mはサブカメラを搭載しないモデル。本体色はブラックとホワイトの2色を用意する。そのほかの仕様や機能はほぼ共通で、本体サイズはW65×D141×H73mm、重量は約352g。

実際のHC-VX985M