WILLER TRAINSは12日、京都丹後鉄道のダイヤ改正を実施すると発表した。ダイヤ改正日は2017年3月4日。特急車両「丹後の海」を使用する快速「通勤ライナー」を宮福線に新設するほか、宮福線の快速列車の停車駅見直し、宮舞線・宮豊線のパターンダイヤ導入と最終列車の時刻・運転区間変更などが予定されている。

「タンゴディスカバリー」車両(KTR8000形)をリニューアルした特急車両「丹後の海」。JR線へ直通する特急「はしだて」「まいづる」にも使用される

宮福線に新設される快速「通勤ライナー」は宮津駅8時19分発・福知山駅8時46分着で運転され、途中停車駅は大江駅のみ。その前後の普通列車(宮津駅7時44分発・福知山駅8時34分着)と快速「丹後あおまつ2号」はダイヤ改正後も引き続き同時刻で運転される。新設の快速「通勤ライナー」は乗車券の他にライナー券が別途必要となる。なお、車両については検査などで変更となる場合がある。

現在、宮津駅10時7分発・天橋立駅10時58分着で運転される快速「丹後あおまつ1号」は停車駅を変更。同列車も含め、「丹後あおまつ号」の宮福線内の停車駅は福知山駅、荒河かしの木台駅、牧駅、大江駅、大江山口内宮駅、宮村駅、宮津駅に統一される。夕方の時間帯に宮福線で運転される快速「大江山4号」はダイヤ改正後、辛皮駅が通過に。「列車通学生が卒業され、ご利用が無くなったため」と理由を説明している。

西舞鶴駅始発の普通列車は日中時間帯の発車時刻を統一

宮舞線・宮豊線では、西舞鶴駅において日中時間帯にパターンダイヤを導入。9時台から17時台にかけて西舞鶴駅を発車する普通列車の時刻を毎時37分発(14時台のみ14時38分発)に統一し、運転間隔の均一化を図る。JR線からの接続については「これまで同様に確保し、利便性向上に努めます」としている。

西舞鶴発の最終列車も変更。現行の西舞鶴駅21時50分発・網野駅23時15分着の普通列車は西舞鶴駅21時22分発・宮津駅21時54分着に。現行の西舞鶴駅22時24分発・宮津駅23時1分着の普通列車は西舞鶴駅22時15分発・網野駅23時28分着となり、西舞鶴駅での特急「まいづる15号」からの接続時間が短縮(西舞鶴駅発車時刻は9分繰上げ)される。この時刻変更にともない、網野駅への最終列車の到着時刻は13分繰下げとなる。