村田製作所は1月12日、最高使用温度200℃に対応する自動車用リードタイプ積層セラミックコンデンサRHSシリーズを開発したと発表した。

自動車の燃費向上を目的として、パワートレイン系制御システムはDCモーター駆動による制御が増加しているが、DCモーターから発生する電気的ノイズを抑制するためにコンデンサが使用される。自動車の制御機器は過酷な温度環境で使用され、200℃近い高温になることもあるためコンデンサには、高い耐熱性が求められる。

同製品は、高耐熱積層セラミックコンデンサを、新しく開発した高耐熱樹脂でコーティングすることにより、最高使用温度200℃を実現。今後、エンジンルーム内などの高温環境に搭載される機器向けに拡販を目指す。

定格電圧ラインアップは200Vdc、500Vdcで、今後さらに拡大する予定。量産は2017年5月から開始する。サンプル価格は200円。