パナソニックは米国時間1月4日、CES 2017のプレスカンファレンスにてマイクロフォーサーズ対応一眼カメラの最上位モデル「LUMIX GH5」を発表した。米国では1999.99ドルの価格で3月後半に発売予定。日本国内に向けての発売概要はまだ明らかになっていない。

LUMIX GH5

米ラスベガスで開催中のイベント、CES 2017で発表。LUMIX GH5を手に持っているのはパナソニック カナダ社長のMichael Moskowitz氏

LUMIX GH5は、昨年9月のPhotokina 2016で開発発表していたLUMIXシリーズの次期最上位モデル。4K/60Pの動画撮影機能、6K解像度に対応した「6K PHOTO」機能を搭載するほか、4K PHOTOでは秒間60コマ連写、4K動画ではプロ仕様の10bit 4:2:2のフォーマットをサポートする。

4K/60pの動画撮影機能はミラーレス一眼カメラとして世界初、10bit 4:2:2への対応はレンズ交換式カメラとして世界初となる。

イメージセンサーのLIVE MOS センサーは2,030万画素に高解像度化 (前作GH4の1,605万画素)。これにより、800万画素相当の4K PHOTO機能を発展させ、1,800万画素相当の6K PHOTO機能を実現した。また、新しいLIVE MOS センサーはローパスフィルターを省いた仕様となっている。

画像処理を行う「ヴィーナスエンジン」も刷新。シャープネスと偽色改善、ノイズリダクション性能を大きく改善し、最大でISO25600の高感度を利用できるようになった。5軸手ブレ補正機能「Dual I.S.2」を搭載し、対応レンズ装着時には最大でシャッター速度5段分の補正効果を発揮する。

UHS-II対応のSDカードスロットを2基、通信機能としてIEEE802.11ac対応のWi-FiとBluetooth 4.2を搭載する。

4K/60Pの動画撮影、10bit 4:2:2フォーマットに対応

1,800万画素相当の6K PHOTO機能が写真を変える

プレスカンファレンス会場にて公開された実機