ゲーム総合情報メディア「ファミ通」(KADOKAWA)は1月5日、2016年の国内家庭用ゲーム市場についてまとめた速報を発表した。集計期間は2015年12月28日~2016年12月25日(52週)。

1位は「ポケットモンスター サン・ムーン」

2016年の家庭用ゲーム市場は、ハードが前年比10%減の1,170.5億円、ソフトが同4.4%減の1,824.3億円で、全体では同6.7%減の2,994.8億円となった。

年間ソフトランキング1位は「ポケットモンスター サン・ムーン」(ポケモン/2016年11月18日発売/3DS)で、販売本数は324.6万本。同シリーズは2016年に20周年を迎えたほか、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の大ヒットも強力な追い風となったという。

年間ソフト販売本数TOP10(累計販売本数の集計期間は各発売日~2016年12月25日)ファミ通調べ

2位は「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」(レベルファイブ/同7月16日発売/3DS)で、販売本数は139.7万本。3位は「ファイナルファンタジー XV」(スクウェア・エニックス/同11月29日発売/PS4)で、販売本数は86万本だった。

このほか、6位に「妖怪三国志」(レベルファイブ/同4月2日発売/3DS)、7位に「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」(レベルファイブ/同12月15日発売/3DS)が入り、「妖怪ウォッチ」タイトルがトップ10のうち3本を占める結果となった。

ハード市場の首位はニンテンドー3DSで187.4万台を販売。2位はプレイステーション4で前年の1.5倍となる179.1万台を売り上げた。

2017年は、任天堂から「どうぶつの森」などのゲームアプリが配信予定のほか、家庭用ゲーム市場では、任天堂の新型ハード「Nintendo Switch」(2017年3月発売予定)や、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス/2017年発売予定/3DS・PS4・Switch)などの発売が見込まれている。