左から畠中祐、千本木彩花、増田俊樹。 (c)カバネリ製作委員会

美樹本晴彦キャラクター原案によるアニメ「甲鉄城のカバネリ 総集編」の前編「集う光」が、本日12月31日に公開された。東京・新宿ピカデリーでは初日舞台挨拶が実施され、生駒役の畠中祐、無名役の千本木彩花、来栖役の増田俊樹が登壇した。

「甲鉄城のカバネリ」に出会って変わったことを問われた畠中は、「何もかもが変わりました」と述懐。生駒について「人前で演じる失敗や怖さを捨てて、全力でその世界を駆け抜ける登場人物を演じました」と語り、「自分にとっての縛りのようなものがなくなり、ほかの人にとってカッコ悪くても、ほかのキャストの人たちをもっと突き動かすような演技をしなければと思えるような作品でした」と振り返った。

事務所に入り、初めてオーディションで受かったテレビシリーズが「甲鉄城のカバネリ」だという千本木は、「1話の時はまだ19歳で、二十歳はすべてこの作品に捧げてきました。色々な経験をさせていただき、役にどう向き合うのかを学ばせていただききました」とコメント。「これから先もずっと自分の根底に流れる大切な存在だなと思います」と思いを明かした。

また増田は同作を「すごく刺激的なガムシャラな作品」と語り、「僕が声優としての目標であったような2番手キャラというか、主人公と相対するような、そんなキャラに出会えたことがすごくうれしいです。僕の声優人生においてターニングポイントになった作品だと思います」と喜びを口にした。

イベントでは大晦日ということもあり、キャスト陣が「自分にとっての2016年を表す漢字一文字」を発表。畠中は「燃え尽きようと思って演じた作品で、全力ですべてのことに尽くそうと思って生駒を演じた」との理由から「尽」を執筆し、千本木は「変化が多く、本当にいろいろなことを経験させていただいた年」だと振り返り「変」を選んだ。また増田は「乱」を選び、「心身ともにいろいろあったなと思い、気づいたら年末というような状態です。カバネリに出会えたこと自体は『乱』と言えるくらい大きな変化のある年でした」と1年を振り返った。

「甲鉄城のカバネリ 総集編」の前編「集う光」は、本日より2週間限定で全国ロードショー。後編「燃える命」は、1月7日から上映される。

劇場版「甲鉄城のカバネリ 総集編」

前編「集う光」:2016年12月31日(土)より2週間限定全国ロードショー
後編「燃える命」:2017年1月7日(土)より2週間限定全国ロードショー

(c)カバネリ製作委員会