ソシオネクスト、独自スイッチSoCを搭載したARMサーバを開発

ソシオネクストは12月28日、ARM Cortex-A53を24コア搭載したマルチコアプロセッサ「SC2A11」ならびに、独自開発のCPU間高速通信技術「Socionext DDT(Direct Data Transaction:直接データ書き込み・読み出し方式)」を採用したスイッチSoC「SC2A20」を搭載した大規模・高効率分散処理サーバを開発したと発表した。

SC2A20は、従来、専用インタフェースあるいは汎用イーサネットにより行われていたCPU接続を、PCI Express経由で直接書き込み・読み出しすることで、高速なCPU間接続を低コストで実現するスイッチSoCで、同サーバは、SC2A11をクラスタ接続し、どの程度の性能を発揮できるかを確かめるための試験機として開発されたものとなる。

スイッチSoC「SC2A20」のパッケージ外観

評価の結果、仮想化技術を用いた従来型サーバと比較して、同等のCPU処理能力の場合で、消費電力は1/3にまで削減できることが確認されたほか、大規模分散処理ファイルシステムApache Hadoopを使用したベンチマーク「TeraSort」では、25GBのデータ処理を605秒で完了できることを確認したとする(7CPU使用時)。

上がARMプロセッサを搭載したProcessor Element Card(PEC)、下がPECを搭載するSystem Bridge Board(SBB)

PECを8枚挿入したSBBと、それと接続されるTop Of Rack Board(TOR)

同社では、従来、こうした処理を実現するためには高速スイッチで複数台のサーバを接続する必要があったが、同サーバを用いれば単一筐体で実現できることから、今後も普及を目指した取り組みを進めていく予定としており、現在、OpenStackの動作確認とシステムの拡張性の検証を進めているとしている。

今回開発されたサーバ試作機の外観。TOR×1+SBB×8(各SBBにPEC×8、合計64個のCPUを搭載)の構成となっている

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