ジョージ・マイケル(C)BANG Media International

ジョージ・マイケルが25日、イングランド南東部オックスフォードシャー州の自宅で死去した。53歳だった。

広報担当者は「我々にとって愛する息子であり、兄弟であり、友人のジョージがクリスマスに自宅で安らかに息を引き取ったことを深い悲しみとともにお知らせいたします。遺族はこの困難で感情的な時期にプライバシーの尊重を求めています。現時点ではこれ以上のコメントを控えさせていただきます」と発表した。死亡時刻や死因に関しては明らかになっていない。

ジョージは、アンドリュー・リッジリーとのポップデュオ「ワム!」としてデビューし、ヒット曲『ケアレス・ウィスパー』『クラブ・トロピカーナ』やクリスマスの定番『ラスト・クリスマス』などの名曲を生み出した。その後、ソロアーティストとして活動を続け、大きな成功を収めている。アルコールや薬物の問題と絶えず向き合っていたジョージは2011年後半、肺炎を患い、ウィーンの病院で治療を受けて回復したが、後に「危険な状態」だったと認めていた。

ジョージの訃報を受け、ミュージシャン仲間や友人たちが追悼メッセージを次々と出しており、1991年にジョージと楽曲「ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー」でコラボしたエルトン・ジョンはインスタグラムで、ジョージとのツーショット写真を添えて「とてもショックを受けています。愛する友人を失いました。最も親切で、最も寛大な精神を持つ素晴らしいアーティスト。僕の心はジョージの家族とファンのともにあります。ジョージ・マイケル、安らかな眠りを」とコメントした。

そのほかにもマーク・ロンソン、英バンドABCのシンガー、マーティン・フライらが追悼コメントを寄せている。

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