あす26日(18:30~23:18)の放送で"ファイナル"を迎えるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』。20年9カ月という長い歴史を持つ番組だけに、放送期間中にはさまざまな出来事があった。

今回は、マイナビニュース会員に「印象に残っている放送回」をアンケート調査。大物ゲストや謹慎中だったメンバーの復帰などが挙がる中、最も多くの投票が集まったのは、今年頭の衝撃的な放送だった。

『SMAP×SMAP』で「印象に残っている放送回」ランキング

マイナビニュース調べ

1位となったのは、解散騒動について、メンバー5人が番組冒頭の生放送で謝罪した回(2016年1月18日)で、35.6%という高い得票率となった。この回の瞬間最高視聴率は、関東37.2%、関西33.8%を記録している。

理由を聞くと、「カメラの前で謝罪するということに何とも言えない衝撃を受けたので」(46歳男性)、「これまでに見たことのない深刻な雰囲気のSMAPだったので」(39歳男性)など、ショックを受けた人が多数。生放送では、木村拓哉が「これから自分たちは、何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」と力強く宣言していたが、「あの会見で再スタートのはずだったのに、結局叶わなかった」(52歳女性)という無念の声も聞かれた。

2位は打って変わって、メンバーの仲の良さが垣間見られた「はじめての5人旅スペシャル!!」(2014年4月8日)。「SMAPの仲の良さが伝わってきた」(22歳女性)、「メンバー皆が、スマップが好きということがわかったし、5人でいることが楽しそうだった」(48歳女性)という感想が目立ち、特に中居正広が「ベスト・フレンド」のカラオケで涙を見せたシーンに感動したという人が多かった。

3位は、あのマイケル・ジャクソンがゲスト出演した2006年6月5日の放送。「メンバーにも内緒でマイケルが現れ、驚いた顔が印象的だった」(41歳男性)、「メンバーみんなのテンションがやばかったのを覚えている」(39歳男性)と、超大物の登場にSMAPとともに、多くの視聴者も驚いた回だったようだ。

4位は、結成メンバーだった森且行が最後に出演した回(1996年5月27日)。番組スタートからわずか2カ月での出来事に「人気絶頂のアイドルの脱退が衝撃だった」(43歳女性)という感想に加え、「最後の歌コーナーで『ベストフレンド』を歌っている時のメンバーの涙が感動的で、また進行役の中居正広が涙で詰まってしまった時、木村拓哉がすかさずフォローする場面が印象的だったから」(35歳男性)と、具体的なやり取りを鮮明に覚えている人もいた。

『SMAP×SMAP』の収録が行われてきたフジテレビ湾岸スタジオ

5位は、東日本大震災の発災から最初の放送となった「いま僕たちに何ができるだろう」(2011年3月21日)。生放送で視聴者からFAXを募集し、みんなができる支援のあり方を、メンバーがフリートークで語り合うという内容で、「SMAPのメンバーにしかできない事、スマスマを見ている自分にもできる事、を考えさせられました」(45歳男性)といった声が寄せられた。それから5年以上が経過した今月19日の放送でも、SMAPは震災復興支援の寄付を呼びかけている。

6位は、『笑っていいとも!』のフィナーレを控えて「ビストロSMAP」にタモリが来店した2014年3月24日。2009年に泥酔による不祥事を起こしてから断酒した草なぎ剛に「もういいだろ!」と呼びかけて、飲酒を解禁させたシーンが印象的で、「感動的だった」(32歳女性)という感想が集まった。タモリはそれから2年9カ月後、最後の「ビストロ」ゲストとして、再びSMAPと乾杯した。

7位は、その草なぎの謹慎から復帰回(2009年6月1日)で、「メンバーの草なぎ君に対する気持ちが凄く伝わった」(40歳女性)と感動の声。これに次ぐ8位は、稲垣吾郎が不祥事から復帰した回(2002年1月14日)で、こちらも「メンバーの絆を感じた」(41歳男性)という感想が出た。なお、この回の番組平均視聴率は、関西が36.5%、関東が34.2%で歴代最高となっている。

このほか、第1回放送(1996年4月15日)の緊張感や期待感を思い出す人も。「その他」では、アンケート期間中に放送された、前述のタモリを迎えた最後の「ビストロSMAP」回や、高倉健、宇多田ヒカル、レディー・ガガ、ウーピー・ゴールドバーグ、矢沢永吉、長渕剛といった大物ゲストの回が次々に挙がっている。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ。

調査期間: 2016年12月19~20日
調査対象: マイナビニュース会員
有効回答数: 998名
調査方法: インターネットログイン式アンケート