ついに26日(18:30~23:18)の放送で"ファイナル"を迎えるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』。スタジオコントが民放ではほとんど放送されなくなっているが、番組スタート時から手間ひまのかかるコント制作に取り組んできた『スマスマ』からは、さまざまなキャラクターが誕生した。

今回は、マイナビニュース会員に「印象に残っているキャラクター」をアンケート調査。人気キャラとともに、名場面を振り返る。

『SMAP×SMAP』歴代「印象に残っているキャラクター」ランキング

マイナビニュース調べ

20%以上の得票率で1位に輝いたのは、中居正広が演じた「マー坊」。リーゼントにデカデカと"一番"と書かれたTシャツを身に着け、街中で時代遅れの言動を繰り返すという初期のキャラクターだ。理由を聞くと、「中居君に役がはまりすぎているから」(36歳男性)、「中居そのもののキャラクターをディフォルメした感じのキャラクターで面白かったから」(37歳男性)と、中居のパーソナリティを生かしたことに支持が集まっていた。

2位に入ったのは、木村拓哉の「古畑拓三郎」(ふるはたけたくさぶろう)。SMAP、そして木村個人も犯人役で出演した人気刑事ドラマ『古畑任三郎』のパロディーで、田村正和の特徴的な話し方やしぐさを捉えたことで話題を集めた、こちらも初期のキャラクターで、今回のアンケートでも「物まねがよく似ていた」(35歳男性)、「パロディとしては完成度が高いから」(28歳男性)など、技術の高さを評価する声が目立った。

3位も木村のキャラクターで「ペットのPちゃん」。稲垣吾郎演じるパパの居ぬ間に、Pちゃんがかわいらしい風貌からは考えられない下ネタを女性に繰り出すという内容だ。「キムタクがこんな格好と演技をするんだ…と衝撃的なものだったから」(45歳女性)、「エロキャラということで普段のキムタクとは違った一面が見れた」(41歳男性)と、そのギャップが魅力となっている。

いずれも番組初期に初登場したこの上位3キャラクターだけで、過半数を超える得票を獲得する人気ぶりを見せたが、4位には2010年代に入って誕生した香取慎吾の「市川カニ蔵」が健闘。さまざまなキャラを誕生させた香取の一番人気は、歌舞伎俳優・市川海老蔵のパロディーで、「あの市川海老蔵公認キャラで、とても面白くてインパクトがあった」(54歳男性)、「海老蔵さんとも共演し、よく特徴を捉え、面白かったからです」(31歳女性)と、"本人公認"というお墨付きも評価されている。

『SMAP×SMAP』の収録が行われてきたフジテレビ湾岸スタジオ

草なぎ剛の一番人気キャラは、7位に入った「デビールマン」。アニメ『デビルマン』のパロディーだが、「デビーールマン!!」と叫ぼうとするも、毎度中居に邪魔されるというカッコ悪い姿を見せてしまい、「中居くんとの掛け合いが印象的」(35歳男性)という感想に加え、「画像が頭から離れません」(25歳女性)と、濃いメイクも大きなインパクトだったようだ。

そして、稲垣の一番人気は8位の「ゴロクミ」。特殊メイクを駆使した超肥満児の女子高生・ゴロクミの姿が話題となったキャラで、「見た目のインパクトがすごい」(52歳女性)、「キモ可愛い」(46歳男性)と、ビジュアル面での印象が強く残っているという声が寄せられた。

このほか、自由回答の少数意見では、中居が演じた「ルパン三世」や、稲垣が当然現れて無関係の質問を繰り返す「サンキューゴロー」などが挙げられている。

調査期間: 2016年12月19~20日
調査対象: マイナビニュース会員
有効回答数: 998名
調査方法: インターネットログイン式アンケート