ユナイテッド航空(本社: シカゴ)は現地時間の12月21日、同社初のボーイング777-300ERを受領したことを発表。12月1日より開始した新コンセプトの長距離国際線向けビジネスクラス、「ユナイテッド・ポラリス」のシートを導入している。

ユナイテッド航空初のボーイング777-300ER

同機は2017年2月より定期便への導入を予定。同社は現在、14機の777-300ERの導入を予定している。ユナイテッド・ポラリスの新シートは777-300ER型機より導入し、その後、B787-10、A350-1000、B767-300、B777-200へ順次搭載していく。

ユナイテッド・ポラリスの新シート

ユナイテッド航空オリジナルデザインの新シートは、Acumen Design Associates社とPriestmanGoode社が共同でデザイン。英国のZodiac Seats社が製造し、「アイルアクセス」式でどの座席からも直接通路に出ることができる。

180度水平にリクライニングし、最大6フィート6インチ(198センチ)のベッドスペースを提供するシートは、それぞれが独立して前方を向き、"Do Not Disturb"のサイン表示やムードライト、ワンタッチ式のランバーサポート、豊富な収納スペース、食事と仕事も同時に可能にする複数のテーブル、16インチの高解像度エンターテインメントスクリーンを完備。また、キャビン中央の座席は電動式のプライバシーディバイダーで仕切ることができる。